あると嬉しい、でも無くてもなんとかなる、だからコスパで選ぶ。」
こんにちは!コスパを追い求める主婦(コスパ主婦)のおちゃっ子です。
生活にあったらいいけど、なくてもなんとかなる。だからこそ、お安くそこそこの品質のものを手に入れたい。
今回はライフジャケット。「なんで?」と思われる方がいるかもしれません。
実は、昨年、危うく悲劇が起こりそうになりました。
その日、家族で地元の海に行きました。
海について、ひとしきり磯部で遊んだ後、
海を泳ぐことにしました。
子供が小さかった(6歳、4歳、2歳)ので、
旦那が子供を一人だけ泳ぎに連れて行き、
残りは私と浜辺に残りました。
旦那は長女と海に浮かぶ樹脂製のフロート?のような
ものを目指して泳ぎ始めました。
浮き輪にしっかりつかまる娘。
それを立ち泳ぎで引っ張りながら、浮島を目指します。
途中、なぜ?こんなところに、と思うところに
ブイが一つだけ浮いてたみたいです。
海の真ん中の浮島まで来て、
ひとしきり遊んだ後、浜辺で待つ
私たちの元に戻ってきます。
そして、次は次女の番。
海で遊ぶことが楽しい、
水に親しんでほしいという思いの海水浴。
浮島まで行って遊んだ経験が
「楽しかった」「海って面白い」
「自分でも出来るんだ」っていう
子供達の財産になって欲しい。
長女と同じように、浮き輪に掴まらせ
立ち泳ぎで、海の真ん中の浮島に行きます。
そして、浮島で一通り遊んだ後、
旦那は私に手を振って、「戻るよ~」と
合図をしました。
途中、ぽつんとあるブイを横目に
通り過ぎ、浜辺を目指したそうです。
ブイから10M程離れた時、
事件が起こります。
浮き輪に掴まってるはずの
娘が浮き輪からスルっと
すり抜けて、浮き輪が
今まさに流れていきます。
娘をすぐにキャッチした旦那。
でも、無情にも浮き輪は流れていきます。
必死に娘を掴みながら、
旦那の頭の中は、「ヤバい、ピンチだ」
とフル回転。
まずは浜辺にいる私にSOS。
私は全く気が付かない。のんきに手を振り返します。
まさか浮き輪が流されているとは思っていません。
旦那はすぐに悟りました。「妻は気が付いていない。」
娘を抱っこしながら、立ち泳ぎし続ける旦那。
体力にも限界があり、大きな声を出して
助けを呼ぼうにも、声の届く周りには人がいない。
抱っこしながらの立ち泳ぎで
体勢が崩れ始め、
子供が必死にしがみついて
動きがますます制限されます。
「本格的にヤバい」
と旦那は周りの使えそうなものを
必死に探します。
その時、目に入ったのは、
10M程後方にある、ポツンとあるブイ。
小さな小さなブイで、辿り着いても
掴まるのにも体力が必要そうと思った旦那。
でも、ブイ以外に選択肢がない。
ブイを目指すも、
子供がパニックになり始め、
息をしようと旦那の体をよじ登ります。
よじ登ろうとすればするほど
支えている旦那の体は沈みます。
子供を助けようとして、
この辺りから旦那は何度も
海水を飲みながらも、
なんとか息を繋いで、
どんどん体力が奪われていきます。
このままだと持って、後1,2分。
「子供と溺れて死ぬ」
っていう状況はこんな感じか・・・
と死を意識したそうです。
ただ、旦那が死ぬと、間違いなく、
一緒にいる娘も死にます。
その時、旦那が取った行動は、
親として、とても切ないものでした。
必死に、空気を吸おうと旦那の体を
よじ登ってくる娘を海に突き飛ばす
というものでした。
その突き飛ばした一瞬で旦那が息を吸い
子供を海から引っ張り上げ、
その引っ張り上げた反動でブイを
目指して進むという選択でした。
突き飛ばしされた娘が海に一瞬沈み
海水を飲んでしまう。
その姿を何回か見た旦那。
必死過ぎて正確には覚えていないそうです。
なんとかブイまで辿り着きました。
そして、丁度その時、浜辺で見ていた
誰かが通報してくれて、
ライフセーバーさんが助けに
来てくれました。
お陰様で今こうして、このような
文章を書けています。
運ばれていく時に、
娘が海水を吐いていた様子、
でも命に別状はなさそうな様子に
とても安堵しました。
必死だった旦那、自覚はあまりないらしいのですが
海水をしこたま飲んでしまってたようで
頭が痛いと一日いってました。
溺れた状況から、
娘を救ってあげられる行動をとれた旦那。
私は誇りに思います。
ただ、溺れた状況を作ってしまった事
そして、2人が生き残るため
娘を海に突き飛ばす行動をしなければ
いけなかった事、
とても切なく悲しい記憶として、
これからも残り続けると思います。
今年も、海や川での事故が続くかもしれません。
~~たら、~~ればを言えば
切りがありませんが、
ライフジャケットや腕につける浮き輪
があれば、今回の家族の事態は
防げた可能性が高いです。
こんな経験があるからこそ、
私達一家はライフジャケットを購入する事にしたのでした。
買ったライフジャケット
ジュニアフローティングベスト
FV -6116n (ファインジャパン) 私が購入した値段@1310円
(ほかにもFV-6125などがあります。違いは価格、機能を含めてほぼ無い?)
選んだポイント
- 笛がある
- 色が選べる
- コスパに優れる
溺れかけている時って声を出せません。そもそも、口の中にある空気を無駄遣いできないんです。
だから、笛で効率よく音を出せることにすごく意味があります。
色が選べる(色によって価格が違ったりしましたが、万一の時に目立った方が助けてもらいやすいと考えて派手な色を選びました)
ライフジャケットって基本1~2シーズンです。子供が一人だと値段がある程度でも大丈夫かな?と思うんですが、我が家は倍率3倍なので、コスパ重要(笑)。
色も派手、我が家は3人とも蛍光色。
同じ色の方が我が家の子って遠くでも一目でも分かるから。
コストも重要。これで、@1310円、3つ買うと送料無料になりました^^
サイズについて
これ迷ったんですよね~。
サイズ | S | M | L | LL |
---|---|---|---|---|
着丈 ウエスト |
着丈約35cm 胴回り約74~86cm |
着丈約38.5cm ウエスト約82~94cm |
着丈約40cm ウエスト約89~102cm |
着丈約46cm ウエスト約93~118cm |
製品重量(約) | 234g | 265g | 292g | 343g |
初期浮力 | 2.8kg | 3.5kg | 4.3kg | 5kg |
適応体重 | 20kg以下 | 30kg以下 | 40kg以下 | 50kg以下 |
適応身長 | 90~100cm | 100~120cm | 120~130cm | 130~150cm |
こんな感じで、大きく分かれてるんですが、S/M/の間ぐらいの我が子。
大きすぎてすり抜けたらとおもったので、ちょっと小さいかな?どうかな?ってサイズを
選ぶと調整出来るので、迷ったら少し小さめをお勧めします。
実際に着用している写真はこんな感じ。(もっと詳しい着用サイズ感は記事下部にあります)
使ってみてのメリット
両手が自由になる!
魚や生き物に興味津々の娘達、このメリットは大きいです。親も浮き輪を持たされることがなくなって楽です(笑)
万が一の時に安心
合っているサイズを選べば、腕が抜けたりの心配がないので安心。
泳ぎに行く時も浮き輪と併用で、さらに安心。
使ってみてのデメリット
お金がかかる
当たり前。合うサイズで使わないと意味がないので、2年に1度ぐらいは買い替えになるペースかな?でも、安全には替えられませんのでお勧めです。
安心して目を離してはいけない
流される心配は勿論あります。あくまで、すぐに溺れないためのもの。
かさばる
浮力材が入っているので重いものを載せたり、曲げたりできません。
結構かさばるのが難点。
3つを収納するだけで、収納ケースの一段が・・・
個人的に良いなと思った点!
ファスナー(超地味ですが)
海に行く我が家。錆びては困ります。メーカーさんはそんなお悩み解決済み。
しっかりしたプラスチックのファスナーできっと錆びません。地味ですが、すごい!
水切れが良く、乾燥しやすい
メンテナンス担当としては、とても重要。配慮してあるメーカーさん、素敵です。
背中側に取っ手がついてる!
流されそうになった時、引っ張ってあげやすい!
股下ベルトがついていて、すり抜け防止
浮き輪が流された経験がある我が家では、すっごく重要な機能だと思います。
両肩部に反射材で視認性良好
曇りの日などでも見つけやすいほうが良いですもんね!
こうして改めてレビューを書いてみると、メーカーさんの工夫、配慮がとても分かります。
ありがとうございます!
着用してみて
まずは長女(中央)。写真を撮った時点で、7歳、小柄、細目、約110cm
次は次女(右)。写真を撮った時点で、5歳、普通~むっちり、約100cm
三女(左)。写真を撮った時点で、3歳、小柄、約80cm。
こんなイメージです。参考にしてくださいね。
子供の安全に変えられない、ライフジャケット(フローティングベスト)。
選び方がわからないと思っている方の参考になれば^^
今回のこの商品、ファインジャパン FV-6116n お勧めですよ。